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磐樹炙弦 タロット&占星術 »

鑑定内容:
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※このサンプルは相談者の許諾を得て公開しています。

【展開】
上段 Knight of Wands / 5 of Swords / Ace of Cups
中段 The Hierophant / Ace of Wands / night of Discs
下段 3 of Wands / 8 of Discs / 9 of Swords
(添付画像参照)

 

【分析】

中段中央には数札Ace of Wands, 元素・火が帰属する。今回相談内容は「自己プロデュース力」であり、どんな球も打ち返す自信はあるが、と続く。そこからバットを連想する。しかし「世界をキャッチャーと見立て」どんな球を投げるべきか、というのが相談者の問いだ。惚れ惚れするようなバットを抱えたピッチャー、という相談者の現状が、まず現れる。

 

中段左には絵札「司祭 The Hierophant」、牡牛座が帰属し、「生命の樹」上ではパス16、コクマーとケセドを繋ぐ径にあり、ヘブライ文字はVav(杭)である。「生命の樹」の右側「慈悲の柱」を通ってアビス(深淵)を超えていく径、そのヘブライ文字が示すものが「杭」であるから、これもまた中段中央Ace of Wandsと呼応する、男性原理的な象徴である。ヘブライ文字ヴァウは聖四文字(テトラグラマトン - YHVH)の3番目の文字で、先頭のヨッドと同じく男性原理を表す。

 

中段右には人物札「円盤の騎士」、元素・地の火が帰属する。成熟した男性が描かれているが、そのエナジーは本質的に女性的であり、身体感覚、物質性、妊孕性の領域にある。中段3枚に(元素・地の要素があるにせよ)男性的なエナジーの象徴が並ぶのは、今回リーディングの鍵であるように直感される。バッターは男根を振るいながらも、ピッチャーが投げる球を待ち構える受け身のポジションだ。ピッチャーは球を発射するが、キャッチャーと対でグローブの中に球を受け渡す。野球におけるピッチャーとバッターの関係は、それぞれが反転するActive / Passiveであり、陰陽的というよりは元素的、YHVH的だ。ひとまず先に進む。

 

下段中央には数札「円盤の8」、タイトルは「熟慮 Prudence」、乙女座の太陽が帰属し、数字8から水星の影響を受ける。乙女座は女性サイン、柔軟宮であり、デーカンも乙女座で、女性的エナジーが色濃い。太陽は男性的な象徴と思われがちだが、本質的には中性的ないしは女性的な象徴である。古代文明では女神である場合も多い。中段から押し除けられた女性性は下段・内的洞察と深層心理にしっかりと根つき、豊かな滋養を土から吸い上げている。そこには乙女座の支配星でもある水星の中性的要素も作用して、ピッチャーとバッターを交互に行き来するフットワークの軽さを担保する。

 

下段左には「棒の3」、タイトルは「美徳 Virtue」牡羊座の太陽が帰属し、数字3から土星の影響。折しも実際の牡羊座に土星がイングレスした矢先であるから、今回リーディングのタイミング的なものを示唆する。下段右には数札「剣の9」タイトル「残酷 Cruelty」双子座の火星が帰属し、数字9から月の影響。下段3枚に太陽、月、土星が出揃い、「熟慮」と相まって内的な基盤の堅強さ、安定感が読み取れる。

 


これら今回スプレッドに現れた要素をネイタルチャートに探してみると、土星と月は双子座に、太陽は牡羊座にあり、「司祭」に帰属する牡牛座にはアストレアのみがいる。そして「熟慮」に帰属する乙女座が8室でインターセプトしている。今深い部分から思考と戦略を組み立てていこうとしているのは、8室が象徴し、インターセプトによって長らくの課題である「継承」に関することである、と読める。乙女座の支配星である水星はネイタル魚座にあり品位としては障害、下降にある。なるほど情報処理を職業としつつコミュニケーションにおいて課題と熟慮を常に維持する相談者の特性が読み取れる。ネイタルに現れたインターセプトサインの対 -乙女座と魚座、2室と8室の課題が、今対峙している主題である。人生の歩みとしては順調と言っていいだろう。

 

今年のソラーリターンもソラーアークも既に見ているので、今回は2025年春分のソラーアークと、今これを書いている現在時点のトランジットをみてみる。インターセプトされた2室魚座と8室乙女座にはそれぞれドラゴンヘッドとドラゴンテールがあり、ネイタルのドラゴンヘッド/テールとグランドクロスを形成している。生まれ持った「得意と不得意」が、今まさに90度推移して「バッターとピッチャー」の問いと繋がっている。春分時には魚座にいたトランジット土星は、現在は牡羊座に移動しており、8室乙女座にはトランジット火星とトランジット月が入っている。動きの速い月がスコープに入ることで、ホラリー的な感性でこのチャートを読むべき、という示唆がある。ということで最も動きの速いPoFをまずみてみる。

 

トランジットPoFは1室水瓶座18度で、ネイタル双子座17度火星とオーブ1度で120度。ソラーアーク獅子座18度土星ともタイトに180度となっている。今年春分のソラーアークで7室にいる土星は、起業スタート時の困難、重さを象徴するのだろう。この土星はネイタル双子座17度火星、ネイタル牡羊座19度カイロン、ソラーアーク11室射手座16度天王星とカイトを形成する。ターゲットは5室双子座火星と11室射手座天王星であり、これはインターセプトがある2室/8室に対する90度軸、緊張関係にある角度だ。まず、今回の問い「セルフプロデュース力」に対する主要な示唆としてこれを読むべきだろう。

 

5室/11室の軸は、「わたし / みんな」の軸である。5室双子座火星は「自分の中の無尽蔵の引き出し」、11室射手座天王星は「皆を驚かせるビジョン」であり、それは本来ニアリーイコール、相補的でありつつ、乖離、対立的に現れ悩みがちな対でもある。この軸は今回、カイトの一部として読まれているので「ニアリーイコール / 相補的」に読めば、今回問われているセルフプロデュースとは「自分の引き出しの中から、相手/世界が最も驚くものをピックアップして投げること」であると示唆される。たくさん投げるのではなく、最も意外性があり、最も遠くへと響くものを、毎回一つ、最優先をピックアップする、という戦略が考えられるだろう。ピッチャーとしての相談者は「アウト」を取りたい、つまり死角を突いて投げ込みたいのだから、これはイメージに合致する。逆に「凡打を打たせてフライを取る」という勝ち方もあるが、何せ引き出しが多いので、凡打を打たせるための凡庸なネタを選ぼうとするところに、困難を感じるのではないか。

 

最も奇抜で、最も反応が読めず、反応が読めないという一点においては単純明快な一筋のネタ、話題をピックアップする、と考えれば、方針としてはむしろシンプルになる。天王星が支配する水瓶座は、ネイタル1室で金星、パラスジュノーセレスといった小惑星群、そしてリリスが居て、まさに「自分の領域」であることが窺える。4大小惑星とされるパラスジュノーセレスヴェスタは、全て女性的な象徴性が付加されている。主要天体に対する小惑星群、ということに由来するのであるが、つまりそれはより個人的であり、より元型的で、水瓶座冥王星時代における重要性を持つ。

 

スプレッドでは、中段に男性的エナジーが表現され、女性的エナジーは下段に「収納」されていた。ネイタル、春分ソラーアーク、トランジットと時空を跨ってたどり着いたこの1室ステリウムの小惑星群と金星とリリス、その「女っぽさ」が、セルフプロデュースにおいても主要な武器になりそうである。それは「意外性」を伴う。これが「何を」投げるべきかという問いへの示唆とすれば、次なる問いは「どれくらい」であろう。小惑星群であることから「細かく多めに」というのでどうだろうか。どれも水瓶座的な、情報とテクノロジーと理想・幻覚の範囲内の話題でありながら、女性をインターフェイスとする領域、要素、UXを、専門とする。「そういうやつはあの人」という色を際立たせればいいのである。ピッチャーに準えると、投球は一回だが、分身の魔球で、小さい球が無数に見える、みたいな感じであろうか。一つ一つは、やや説明が足りないくらいの「ワンワード」で、どんどん話が飛躍していくようなトーク、プレゼンテーションが想像できる。全てを説明しようとせず、無数の「?」をぶつければ、どれかが当たって食いついてくる。その反応を拾えばいいのである。

 

トランジットの感受点をもう少し拾ってみると、トランジット3室牡羊座カイロンがソラーアーク木星とオーブ2度でコンジャンクション、トランジット7室獅子座水星がソラーアーク火星とオーブ2度のコンジャンクション、トランジット11室射手座アストレアがネイタル射手座海王星とオーブ1度でコンジャンクションである。

 

3室7室11室は全て風のハウスであり、コミュニケーションに関係する。それぞれ象意を読み取ると、

 

3室の牡羊座/木星/カイロンは「明るさ / 寛容 / 共感的・支持的・治癒的」雰囲気、
7室の獅子座/火星/水星は「自信 / 押し / 狡知」、
11室の射手座 / 海王星 / アストレアは「博学 / 神秘 / シンクロニシティ」

 

なるほど、それ全部できればそれはいいだろう、という話ではあるが、改めてこうして並べてみると、それが自分の強みとして、ある種の「方向性」は感じられるのではないか。同時に、

 

近いところ、一対一のコミュニケーションでは「寛容さと治癒的態度」、
現場小チームのコミュニケーションでは「押しの強さと憎めない巧妙さ」、
長期プランや事業プレゼンテーションにおいては「神秘とシンクロニシティ」、

 

にそれぞれ軸足を置く、と解釈すれば、これもまたシンプルな指針とできるのではないか。

 

そして、今回相談の主題「セルフプロデュース」という視点からは、10室の動向を拾っていくべきだろう。10室カスプ蠍座の支配星・火星と冥王星について、すでに火星はメッセージを読み取れた。つまり「強くでる時は賢さとセットで」であるが、もう一方の冥王星はどこにあるだろうか。ソラーアーク冥王星は10室蠍座25度にあり、ソラーアーク木星 / トランジットカイロンと150度である。先に述べた3室的コミュニケーション、一対一の親密なコミュニケーションを、とりわけ重視すべし、と示唆している。

 

また、トランジット10室には蠍座リリスとジュノー、MC付近にはヴェスタもいるから、これで小惑星+ルナーコリドールが出揃ったわけである。ニッチで、エロティックでもあり、女性的 / 魔女的な「雰囲気」は、やはり今現在、今後しばらくの自分の「パブリックイメージ」に取り込んでいく、演出することをおすすめする。他の小惑星から離れてここで強調されるヴェスタは、「食」と「シャクティ / クンダリニー」という、同じといえば同じで違うと言えば全然違う象徴性を持つ。食とフィットネスと性魔術に詳しそうな雰囲気を醸すのも、おすすめとなる。

 

チャート解析冒頭で触れた「2室/8室のドラゴンヘッド/テール軸」は、日々明確にチャキチャキと細かく現実的なタスクをこなしていくことの「得意さ」と、自分自身の夢、睡眠、曖昧さを自分の取り分として確保することの「不得意さ」を表す。フリーランサーとして起業し、セルフプロデュースを問うている今、「チャキチャキしているだけがビジネスの信用ではない」というメッセージもまた、読み取れる。あいまいな、わけのわからない、神秘的なことを、絶妙なタイミングで言い放ち、ばら撒いたハテナで撒き餌漁をするような、新しい手法を、この際確立してみてはどうだろうか。

 


 

スプレッドに戻る。上段中央には「剣の5」タイトルは「敗北 Defeat」、水瓶座の金星が帰属する。水瓶座の金星はネイタル1室22度にいて、ネイタルドラゴンヘッド/テール軸とメディエーションであるから、この「敗北」は「打ちのめす」の方向でイメージするべきだろう(be defeated で「敗北する」、defeatは「打ちのめす」である)。多少強引でも、小賢しいテクニックをつかってでも、勝負 / 取引を「完全にいただく」ことに、少し抵抗があるかも知れない。相談者の理知的な部分(元素・風)が、そこに倫理的な問題点を感じ取り、ブレーキを踏むのである。それはドラゴンヘッド / テールが示す、持って生まれた得意感・不得意感とも関係する。しかしここまで進めたリーディングから明らかなのは、「圧勝して全部もっていくこと」にも「慣れろ」である。7室の獅子座/火星/水星の「自信 / 押し / 狡知」、現場小チームのコミュニケーションでの「押しの強さと憎めない巧妙さ」をリマインドしておく。

 

上段左には「棒の騎士」元素「火の火」が帰属する。上段右には数札「杯のエース」、元素・水のエッセンスを象徴する。火・火・水であるから、これを男性性 / 女性性の配分比率とイメージすればよいだろう。

 

相談者の初回リーディング(20240919)を振り返ってみると、今回スプレッドとの関連性が読み取れる。初回リーディングの「棒の王子」が、今回は「棒の騎士」にまで成熟し、上段の指針を支配している。初回中断中央にあった「棒の9」の位置には「棒のエース」がある。相談者の中の「火」のエナジーは順調に発達し、今やあるピークを迎えているようだ。同様に、初回リーディング中段右にいた「杯の女王」は、今回は上段左「杯のエース」に変容している。女性的エナジーはより純化され、ある意味で「見えなく」なりながら、ピークに達している。火と水の鮮やかで強いコントラストの中間で、前回は上段中央にいた「剣の王子」は「剣の5」になっている。圧倒的に勝ちに行く、ということへの不安、苦手意識があるのかも知れない。

 

騎士 / 女王 / 王子 は、YHVHにおける最初のYHVに該当する。最後のHは王女なのだが、今回スプレッドでは中段右の「円盤の騎士」、地の火が該当するだろう。それは、下段のグラウンディングされた熟慮を、上段の激しい空中戦に繋げる道管であり、純化され見えなくなった女性性を、大地、身体、実務と収穫の領域にグラウンドさせる「最後のH / 娘」である。前回リーディングでは上段に「円盤の騎士」と「円盤の王女」が並んでいたので、この読みを裏付ける。特にいうことはない。それは健やかに機能しているように感じられる。

 

前回リーディング(20241206)との比較では、前回中段中央と中段左に現れた2枚の絵札「星」と「隠者」は、今回中段左の「司祭」に集約しているように見える。司祭の札には、司祭の前に小さな女司祭が帯剣して描かれている。

 

前回リーディング下段中央の「月」、不安は、今回は「熟慮」に変容している。前回リーディング中段右にあった「円盤の7」が、1段階下降して、識閾下で安定している。また、前回上段中央は「杯の2 愛 Love」であった。これが今回は「敗北」である。以前の不安は現在の自信、確信になり、以前の優しさは現在の容赦なさと、それへの戸惑いになっている。この推移と、純化して見えなくなる女性性、火火水というバランスは、熟考の価値があるだろう。

 

【総評】

攻めのセルフプロデュースにおいて、「やりすぎかな」と感じるブレーキ、リミッターをどう扱うか、が重要だ。ちょっと強めに踏み込んでも、それが本来そこにあり、今もまた不可視となって依然としてそこにある「女性性」は損なわれない。むしろそれは曖昧さと神秘性のフレグランスとなって、「勝ちに行く」ための指針、ガイド、武器になる。「司祭」に描かれた「緋色の女」が、金星でありリリスであり、帯剣していることに留意せよ。

 

相談者の問題意識は「自分のなにをどれくらい投げ込むか」であったが、先述した通り「一回の投球で、分身する魔球を投げ、三振したバッターが納得がいかなくて質問しにくるように仕向ける」が指針となる。3つの風のサインでの指針と、10室に示された「パブリックイメージ」を念頭に、自信たっぷりに帯剣してやってみて欲しい。

 

 

【アドバイス】
具体的なアドバイス、指針が本文中に示されているので、省略

 

【おすすめのおまじない】
・「法の書」ないし「ほうのしょ」に目を通す。わけがわからないだろうが、それでいい。トートタロットを持ってもいいだろう。
・「大人の中性感」、不可視となって場を支配するリリスを、イマジナリーフレンドとして召喚する。
・働き手としての男たちを活用する。

 

 

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