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磐樹炙弦 タロット&占星術 »

鑑定内容:
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※このサンプルは相談者の許諾を得て公開しています。

【展開】
上段 The Hierophant / 3 of Discs / The Magus 
中段 6 of Swords / 8 of Wands / 2 of Cups
下段 5 of Wands / The Fool / Princess of Cups
(添付画像参照)

 

【分析】

中段中央には数札「棒の8」、タイトルは「素早さ Swiftness」、射手座の水星が帰属する。強い好奇心によって色々なものに目移りするが、一つの物事にじっくり腰を据えて取り組むのが苦手な、素早く動く電気のようなエナジー。中段左には数札「剣の6」、タイトルは「科学 Science」、水瓶座の水星が帰属する。引き続き水星が強調されている。中段右には数札「杯の2」タイトル「愛 Love」蟹座の金星が帰属する。相談者は今、好奇心と新たな情報に触れる楽しみ、刺激を、心地よく満喫しているようだ。

 

平和で楽しげな中段3枚の並びである。創作者としてのコンディションは悪くないと言えるが、エナジーは「弱くもなければ強くもない」、平穏な状態にあるようだ。相談内容は「強みと弱み」「健康運(メンタル安定方法)」「仕事」「恋愛」「金運」「創作」とあるが、この散漫さが、今相談者が置かれている「平和」と、「平和」ゆえの「エナジーの圧力不足」を象徴しているように思う。悪くはないのだが... 色々なことに興味があり、楽しくもあり、それだけ...みたいな、心地よい眠気のような感じかも知れない。「強みと弱み」というキーワードが、ここでは「強くも弱くもない安定状態」として、示されている。

 

下段中央には絵札「愚者 The Fool」。22枚の絵札の一番最初の札で、0番が割り当てられている。この「愚者」は卵のなかで眠る嬰児であり、最も根源的な「エナジー」を象徴する。この愚者は未だ何にもなっておらず、未来永劫何にもならない、純粋な宇宙そのものだ。愚者には金運も恋愛運もなければ、仕事もしない。なんなら創作すらしない。何にもならず、何もしないまま、宇宙と一体化している「卵」である。下段左には数札「棒の5」タイトルは「争い Strife」獅子座の土星が帰属する。下段右には人物札「杯の王女」、元素「水の地」で表されるパーソナリティ。この3枚の風景は少し不思議だが、愚者は何かと「争って」おり、それは相談者自身か、あるいは別の「女性」と関係している。

 

「何者でもない愚者」と「杯の王女」にはある種の相関、矛盾があるように感じられる。相談者は、自身の女性性をどう扱うか、という問題意識を抱えているのかも知れない。あるいは、母ないし娘など、自身と関係する女性との、根源的な衝突、軋轢があるのかも知れない。いずれにせよ、中段3枚が描く、平和だが、それゆえに動きも少ない状況に対して、潜在意識、潜在的状況として「熱」を供給し、動きをもたらそうとしているものが、ここにある。相談者は、卵の外に出たいのであろうか。

 

数札「棒の5」に帰属する獅子座の土星とは、つまり「自己像に対する責任感」とも言い換えられる。こうあらねばならない自分像、といったところか。それは真面目さの裏返しであり、自分と他者の期待に応えようという責任感であり、元気な時にはエネルギー源に、弱っている時にはストレス源になる、ある「縛り」である。この「自分に対するポジティブ/ネガティブな縛りの感覚」は、「愚者」の対局にあるものだ。愚者は、自分を縛らない。その愚者の傍らには、非常に女性的な、ドレスをひらめかせお盆に亀を乗せてルララ〜と舞い踊る少女がいる。直感的には、この少女は、相談者が育んできた「ペルソナ」であろう、と感じる。相談者自身が、自分とはこのような人物であろう、と信じている、自己像だ。しかし、この自己像は棒の5、「自分に対するポジティブ/ネガティブな縛りの感覚」の反作用として生成された、偽りのイメージでもある。ルララ〜と舞い踊る少女の姿を借りて、愚者は「抵抗」しているのかも知れない。頭に白鳥を、お盆に亀を、ドレスに魚を纏わせて踊る少女には、そこはかとない狂気、攻撃性を感じなくもない。

 

相談者の潜在意識は、非常に強いエナジー、葛藤が溜め込まれている。芸術などをやる人らしい、葛藤である。しかしこの強烈なエナジー、狂気と区別がつかない激しいエナジーは、日常生活においては、平和を保つレベルにまで「電圧調整」され、弱められている。それによって平穏無事な日常を維持しているのである。「強みと弱み」というキーワードがあったが、強みとしてはこの根源的な狂気、創造的なエナジーの圧力と、それを安全な電圧まで下げて扱う安全装置の存在、かも知れない。弱みとしては、強いエナジーを強いままに扱えない、取り出せない、長年の「電圧調整」の癖が抜けず、ここぞという時に大きく状況を変えてしまう力の不足、かも知れない。しかし、この強みと弱みは表裏一体のものであろう。全てはTPO次第である。

 

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ここでネイタルチャートをみてみる。

 

アセンダントは蠍座、太陽は1室射手座、月は4室魚座にある。アセンダント蠍座は強い内的情念、電圧調整する前の激しい情動エナジーを感じさせ、蠍座の支配星・火星は7室双子座にあって、4室月とスクエア(90度)をとっている。7室は社会参加、4室は家庭を示すので、家にいたい、引きこもりがちな傾向(月)と、外の世界をうろついてその辺のものをなんでもかんでも眼差してみたい好奇心の、葛藤が感じられる。男性的エナジーを象徴する火星と、女性的エナジーを象徴する金星が180度で対峙しているので、自身の男性性/女性性のバランスどりで、葛藤するかも知れない。あるいは、くっきりと明瞭な性愛感覚として現れ、恋愛において苦手意識、葛藤のないシンプルさとなって現れる。火星、金星、月がゆるいTスクエアを形成しており、やはりどちらかといえば、外にでてくっきりぱっきり行きたいところを、なかなかそうも行かない家庭の事情、みたいな感じで、生育史に現れるかも知れない。

 

4室魚座で「引きこもりがちで、ゆえに不安も募る」月は、2室山羊座天王星と60度をとっている。自分の味覚、好み、興味の赴くままに、芸術でもB級グルメでもなんでも口にいれてしまう「好奇心」が、引きこもりタイムを楽しく彩っているようだ。まぁ、芸術などにアウトプットする傾向も強くなるだろう。「所有」を示す2室には、天王星、海王星、土星という、遠くの重い星が入り、ステリウムとなっている。相談内容に「金運」とあるが、資産は移動しやすく、不安定な傾向があるかも知れない。お金はある時とない時の落差が激しく、それでいて不思議となんとかなっている、みたいな雰囲気として現れるかも知れない。「継承・遺産」を表す8室には蟹座アストレアがいて、2室土星と180度をとっている。なにかしら親世代から受け継いだものがありつつも、その運用には責任や困難が伴い、中年期以降になるまではなにかと面倒くさいかも知れないが、こういう感じは中年期以降、雰囲気が変わってくる。

 

「職業・社会的地位」を表す10室には乙女座があり、乙女座の支配星・水星は1室射手座でほぼ2室カスプに近接している。組織や職業で、社会の中心に躍り出るよりは、独立独歩で密やかに人生そのものを探究する傾向に出るかも知れないが、家庭人、旅行人、芸術家といった「アウトサイダー」として、一定の成果と評価を出しやすいかも知れない。まぁ、そのほうが本人的に楽、なのだろう。創作活動をしているのなら、もう今回の人生は創作一本でいく、くらいに基本方針を定めておくと、迷いが減るだろう。

 

全体に、家庭、自身の内面世界、昼と夜でいえば夜、の方向にエナジーの重心が偏っている。金星と火星と月のTスクエアなど、創作のテーマと追求は、社会とは関係なく自分自身の内面に遊ぶことで、自己完結しやすいのではないか。昔ながらの芸術家気質というか、メディアアートとかそういう感じではなく、民藝とか詩とか、個人的なテーマ/スタイルで才能が発揮しやすい。しかしこういう、比較的くっきりした傾向は、中年期以降に「反転」して現れてくる。つまり、非常に個人的な作品が、何かの拍子で、社会や他者によって見出される、といったことが起こる。自分自身は何も変わっていないと感じられても、状況が「ほぼ逆」みたいなことになり、そのことによって自分自身も重層化、複雑化、成熟する。現在30台半ばであり、そろそろこういう「エナジーの変化」が感じられてくる頃合いだろう。変わろうとすること、変わらないようにすること、その両方の「こだわり」を手放して、人生前半期とは「違う雰囲気」をいち早く呼吸していくことが、秘訣となる。なかなかこれが難しく、多くの人が時間を浪費する。

 

スプレッドと照らして見ると、中段で強調されている水星はネイタル1室射手座で「戸惑って」おり、なるほど、社会の中での身の置き方、創作と職業、自分自身の身の立て方なので、少し考えるところがある時期かも知れない。今は興味の赴くままに色々なことを試してもいて、どれも小ぶりで、楽しい。けど、これでいいのだろうか、という問いが生まれている。リーディングとしては「それでよい」のであるが、「強みと弱み」つまり、引きこもってぐわーと自分の内面に耽溺する「強み」を大切にし、一方社会的には自分は何者であるか、なんてことはきっぱりと気にすることをやめ、暇そうで楽しそうで変な人、としてもうしばらくやっておく時期であろう。中年期以降、社会と状況のほうが変化していく。

 

気をつけるべきは「小さく散逸しない」である。小さないろいろな物事に手をつけ、なんでも口に入れながら、ただそれだけにしない。かならず家に戻って、真っ暗ななかで一人で反芻し、なにかえげつない作品にする。「怖い変な人」要素である。まぁ、そんなことはしなくてもいい、とも言えるのであるが。あとでやめてもいいのだから、今は「怖い変な人」要素も持っておくのがいいだろう。もうちょっと、変なエナジーの圧を高めてみて、それでどうなるか、45くらいまでは、眺めるのである。それは気楽でありながら夢があり、なかなかに楽しい時の過ごし方であろう。

 

「強い変なエナジー」の源泉である「愚者」は、ネイタルでは2室天王星に現れる。それは4室魚座で引きこもっている月を応援している。暗い部屋で一人で引きこもってニヤニヤする時間が大切だ。罵詈雑言を吐いたり、ドレスアップしたり、頭がおかしい感じで過ごすと、それが活力の元になる。頭のおかしい感じがぼう、とした感じに変容してくると、それが9室獅子座木星を刺激し、逆に賢い感じになってくる。不思議だ。職業人、社会人という雰囲気ではないが、逆にそういうのはきっぱりと諦め、いい具合の奇人変人として人生を謳歌することが、「卵」を「孵化させる」ための「熱」を供給する、ひとつの方法であろう。

 

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スプレッドに戻る。上段中央には数札「円盤の3」タイトルは「働き Works」山羊座の火星が帰属する。ネイタル火星は2室山羊座天王星と150度なので、今ここから「ちょっとその辺をほっつき歩き」「家に持ち帰ったものをえげつないなにかにする」ことで「作品」をアウトプットしていく、そういうことがやりたくなってくるのではないか。上段左には絵札「法王 The Hierophant」上段右には絵札「魔術師 The Magus」があり、ずいぶんとご機嫌な様子だ。作品は評価され、謎の万能感を味わえる。私が興味があるのは、「強み弱み」「健康運」「仕事運」「恋愛運」「金運」「創作運」を問うているが、その中で最も「知りたい」ことは何運なのか、ということであり、上段3枚の解釈は「創作でいけ」と言っている、ように感じられる。しかしまぁ「仕事運」として呼んでも「バッチリで大丈夫で、特に面白味もありません」という雰囲気、恋愛運として読むにはちょっと無理がある、みたいな感じだ。ここまで綴ってきたモチーフを反芻し、これから変化していく人生を駆動するエナジーを乗りこなし、どんな人としてどう生きるのか、フォーカスをクリアに絞っていくのがいいだろう。

 

【総評】
平和で安定しているが、散漫にもなりやすい今こそ、自身の内なる狂気、「変で強いエナジー」を賦活し、その出力を少しずつ上昇させていくのがよい頃合いであろう。繰り返すが、そんなことは別にしなくてもよく、このまま平和に楽しく暮らしていくことも、十分に可能だ。しかしながら上段3枚の謎のご機嫌具合は、「ちょうど今くらいから、何かやってみろ」と言っているように感じられてならない。

 

卵の中で眠っている「愚者」を温め、その熱でお湯をわかし、蒸気機関を動かして、どこかにいく、そういうことをやるなら、やはり「創作」に少し重点を置いてもいいのではないか。

 

「強みと弱み」:秘めた狂気と平和志向。激しく狂いながら平和を維持する特技になれば、強みになる。いまいちお湯が沸かない低出力の湯沸器みたいになれば、弱みになる。家に引き篭もりたいエナジーと、その辺をほっつき歩いて落ちているものをなんでも口にいれてしまいたい、という相反するエナジーの葛藤がある。近所の散歩と、帰宅後のニヤニヤを、両方の強度を維持することが大切。世の中的にどうか、みたいなことは、世の中が変わるのを待つ。

 

「健康運(メンタル安定の秘訣)」:引きこもり術であろう。正しい引き篭もり方をマスターすること。頭のおかしい遊びを楽しむこと。食べることに興味がなければ、食べることに興味を持つこと。「狂気を感じさせるグルメ評論家」みたいなイメージ。

 

「仕事運」:特に問題もなさそうだが、一つの職場、一つの職業で、なにか達成したり褒められたりする、みたいな雰囲気では、いまのところない。だから、そんなことは目指さなくて良い。その辺をほっつき歩く感覚でバイトや手伝いなどしてれば、そっちのほうが得るものが多いだろう。最終的に組織人、家庭人、職業人になるかどうかは、また後で決めればよい。

 

「恋愛運」:ラブいはラブいし、モテるといえばモテる時期ではあるが、特に相手もいない、みたいな風景である。相手がいてもいなくても、ラブはラブだ、くらいの割り切り方で、サウナ、美食、狂気を楽しんでいれば、そういうのがどうしても好きだ、という人がどこからともなく現れて、いい気分にさせてくれる、かも知れない。

 

「金運」:ネイタルはから、なくもなければありもしないが、中年期以降、ある程度の蓄財が安定してくる、という雰囲気。ここで蓄積される「財」とは、金ではなく名声かも知れない。親や血統から受け継いだものの、受容かも知れない。ちょうど今頃からエナジーが変わり始める頃だから、これまでしなかったことをやって見るのはいいだろう。仮想通貨とか、小さな商売とか。そうして成り行きをみる。時間が経てば、何かが溜まっている。

 

「創作運」:今回リーディングでは、これが一番語られているように感じられる。上段3枚をよく眺めて、その堂々とした感じ、その万能感を、自分自身のフィーリング、エナジーとして吸い込んで欲しい。吸い込むと、狂気も賦活するが、まぁこれまで大丈夫だったのだから、いきなり狂って死にました、みたいなことにはならないだろう。もうちょっと狂人ぽく、芸術家ぽく、尊大にでてもいいかも知れない。

 

【アドバイス】
・今は平和で穏やかだ。まずそのことに感謝し、自信をもつべき。
・その上で、別に平和に過ごすために生まれたわけでもない、と毎朝一度は声に出して言う。その辺をほっつき歩く。
・卵の内部を見る。自己像、女性像、母親像などがそこにあったら、それを掘り下げる。そこに勘違いと宝の山が見つかる。

 

【おすすめのおまじない】
・美食
・狂気の肯定と万能感。暗い部屋で愚かしいことを満喫する。想像だけなら逮捕されない。
・鏡に向かい、生まれ持った上品さ、幸福、楽観を称揚し、多くを望まない。

 

 

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