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鑑定内容:
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※このサンプルは相談者の許諾を得て公開しています。

【展開】

上段 Princess of Cups / 5 of Wands / Lust
中段 Prince of Discs / 7 of Wands / 6 of Swords
下段 Art / 10 of Swords / 7 of Swords

中段中央には数札7 of Wands、タイトルは「Valour(勇敢)」。獅子座の火星という象意で、自尊心、自己像をより強く、確かなものへと増強、刷新したいという意志を示す。左隣には人物カードPrince of Discs、右隣には数札6 of Swords. Prince of Discsが元彼であるとすれば、その対面にある6 of Swordが相談者の態度、心境、理解であろう。6 of Swordsのタイトルは「Science(科学)」。水瓶座の水星を表すこのカードが示す通り、突然の別れ、LINEブロックに対して「それはそれで仕方ない」と、少なくとも頭では受け入れられている。感情や感覚、自身の意志としてはまだ困惑や否定はあるだろうが、今起きている事を冷静に、理知的に、「理解」はできているようだ。

下段中央には10 of Swords「Ruin(荒廃)」。双子座の太陽。語り過ぎ、考え過ぎ、無意味で虚な言葉がループしているような、騒がしい思考停止の状態。上段右「6 of Swords(理解)」の対極にある、思考の混乱。やはり、表面上は今起きていることを受け入れてはいるが、「なぜ」「どうして」の問いは絶え間なく鳴り響き、それは抑圧されている。さらにその右には「7 of Sword(無益)」があり、止めようにも止められない無益な自問自答が繰り返されている。つらいところだ。しかし、下段左には絵札「Art(業)」がある。思考は混乱しループにはまっていても、感覚、感情、意志といった思考以外の要素、無意識領域に健全さは保たれており、煮詰められたスープの鍋から虹の矢が垂直に上昇している。矛盾を混淆し、第三の新たな力を汲み出す、錬金術の業もまた、密やかに進行中である。

上段中央には「5 of Wands(戦い)」。その左右には女性が描かれた2枚が並び、左は「Princess of Cups」右は絵札「欲望」である。中段は全て男性的なカード、下段は両性具有的な「Art」以外の2枚が男性的なカードであるが、上段は中央「5 of Wands(戦い)」のみが男性的であり、女性的エナジーがその両隣を支えている。また「5 of Wands(戦い)」は獅子座の土星を表し、土星は女性的な惑星である。ここでは鍛練されどっしりとした自尊心が回復しており、中下段の男性的なエネルギーに圧倒されている現状の混乱を、再び女性的なエネルギーが支配圏を奪回している。

元彼への「想い」を断ち切りたい、とのことであるが、中段が示す現状では、醜態を晒せないという消極的な、及び腰の、負けず嫌いなプライドが、可能な限りの平静を装っていて、それでいて下段では、内なる問答が続いている。この問答自体は、あらかじめ壊れたテープレコーダーのように、意味がない。しかし、心が落ち着きを取り戻すために必要なノイズの吐き出しであり、つらいところではあるが早々に収まるだろう。混乱した思考が無益な問答を吐き出すだけ吐き出してしまえば、新たな「向上心」が再び垂直に上昇する。「Art」の錬金術の風景は、投資セミナーで勉強する、という流れを連想させるが、この新たな力の垂直上昇は象徴的には「相反する二つの統合」男性性と女性性の統合であり、投資セミナーはただ連想に引っ張られた要素であるように思える。

男性性と女性性のバランスを回復した統合の風景は上段に描かれている。ここには男性の「姿」はなく、楽しげな、艶やかな女性がそのぬめらかさを謳歌している。中段「7 of Wands(勇敢)」は獅子座に火星、上段「5 of Wands(戦い)」は獅子座に土星である。とりつくろった勇敢ではなく、どっしりと腹の座った、責任感と自信を伴った、自己像。それは男性の思考に振り回される事なく、女性の精神、身体が持つたおやかな力に根ついた、本当の自信だ。次の男性を探すよりも前に、女性の力に溢れた本当の自分に、出会うだろう。

【総評】
ループ思考が止まらないつらい状況でも、よく自分を制御し、平静を保っている。偉い。しかし、抑圧された思考はまだ、気がつかないレベルで、男性、あるいは投影された男性イメージ、男性的価値観、男性の尺度でに囚われている。簡単にいえば、男性に合わせ過ぎなのである。男性に合わせているから、理解を示し、男性的な投資セミナーなどを検討しているのではないか。そんなに物分かりいい必要はないし、男性と同じような力を求めても、空回りするだろう。投資セミナーではなく、フィットネスやエステなど、女性性にさらに磨きをかけるような、愚かしく、官能的で、笑いに溢れた方向へと、上昇していくべきだ。

しかしまぁ、せっかくの機会なので、投資セミナーもいいだろう。自身のゆるぎない女性性に、男性的思考をツールとして取り込む、学ぶ。それが「Art」が描く、両性具有のエネルギーだ。ここで統合されるべきもう片方、つまり「男性的エネルギー」を「投資」に投影すれば、そこそこ儲ける術が身につくかもしれないが、その分、新たな男性パートナーの出現は遠のく。逆もまた然りで、女性性に磨きをかけ素早く次なる男性パートナー獲得に動けば、投資セミナーはちょっとした習い事程度となる。どちらでも構わない。

いずれにせよ、今回のレッスンとしては「女性的エネルギー」の体得、増強だ。理不尽に怒り、笑う「ワルい女」として、まずは活気を取り戻していくのが近道だろう。その時、無闇に男性パートナーを求める必要性はなくなり、自分のなかに統合された男女バランスされたエネルギーが、自己充足的な満足感、充実感をもたらす。それが十分に満ちみちて、ついに溢れ出した時、自然とそれは男性パートナーとして、宇宙に現れる。

考えすぎるな。考え過ぎてもいいが、それらが全て無意味であることを承知し、いつか手放せ。物分かりがいい必要はまったくない。理屈などなく、理不尽で、笑い泣き怒る、豊かで狂った女として、より強烈な輝きを手に入れよ。それにふさわしいパートナーは、いずれ現れる。自分が急いでパートナーを欲しているなら、「なぜ急ぐのか」を自問するのがいい。慌てる乞食は貰いがすくないのだ。

止まらない自問自答の気晴らしとして、投資セミナーもいいだろう。しかし、儲けるなら男はなし、男がいいなら儲けは期待するな。いずれにせよ、今は自分自身の内に、本当の力を溜め込む時だ。

【アドバイス】
・男を求める前に女を磨け。男のためではなく、自分の楽しみのために。
・しばらく投資の勉強に身を入れてもいいが、出会いを求めるという邪な発想は捨てよ。
・最終的に、自分の都合で我儘に怒り、許し、忘れる。その時、自分は今より強く美しい。

【おすすめのおまじない】
・両性具有ぽい雰囲気。ファッション。しかし最終的には女性的な理不尽さ。
・どうでもよく。この宇宙では、たいていのことはどうでもいい。どうでもよさを楽しみ、すぐ忘れる。
・過剰な女性ぽさを、学ぶ。投資セミナーで男性性を学び、その逆の女性性も極端に強調して、バランスがとれる。


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